スシゴコロ ~寿司とSUSHI~

寿司をもっと世界に広めたいと願う料理人の思うこと

「堀江貴文 VS. 鮨職人 鮨屋に修行は必要か?」を読んで思うこと

わたしがお世話になっているすし学校ですが、メディアにちょこちょこ取り上げられることがあります。特に堀江さんが各方面の媒体で「すし職人になりたければお店で修行よりも先ずは学校に・・・」といった発言をされますと、学校への問い合わせが急に増えた…

外国人生徒さんの特長 ~イタリア人編~

皆さんは民族ジョークというのをご存知でしょうか。色々な国の国民性を端的に表すような話で笑いをさそうジョークのことです。以下がその主な例です。 この世の天国とは、料理人はフランス人、警察官はイギリス人、技師はドイツ人、銀行家はスイス人、愛人は…

「インバウンド」っていったい・・・

先日、日本政府観光局(JNTO)が発表した1月の訪日外国人客数(推計値)ですが、前年同月比7.5%増の268万9400人、1月としての過去最高を更新したそうです。春節(旧正月)前で中国や台湾からの観光客の伸びが目立ったようです。 そこで、ここ数年良く耳にす…

外国人生徒さんと和包丁

外国からやってくる生徒さんの中で和包丁に並々ならぬ興味を持っている人がいます。日本語でいうところのオタク、英語で言いますとフリークですね。そんな包丁オタクの外国人生徒さんは学校にご自慢のコレクションを持ってやってきます。日本人の料理人でし…

外国人生徒さんとスタージュ

最近、すし学校にやってくる生徒さんから「日本でどこか寿司・和食店で働けるところを紹介してほしい」という要望が増えています。彼らの多くは既に自国でシェフとして働いており、学校の授業では得られない「実際の現場」を体感したいという思いです。この…

世界に外国人寿司料理人を! ~その弐~

世界中で外国人の寿司料理人・和食料理人がどんどん活躍の場を広げています。寿司・和食の真の国際化とは、外国の料理人たちが寿司・和食を日本で学び、その技術と知識、精神と習慣を受け継いで、世界で活躍することだと考えています。 sushigokoro.hatenabl…

カリフォルニアロールとナポリタン

「カリフォルニアロールは寿司ではない」とよく見聞きします。シャリを外側にして巻いている時点で「寿司じゃありませんよ」ということなんだと思います。その心情はよく分かります。では「寿司」ではなく、「SUSHI」と考えてみてはどうでしょうか。 「寿司…

世界に外国人寿司料理人を!

すし学校の卒業生、ギリシャ人のアントニスさんは、生まれ故郷のアテネでSushi Mouというお寿司屋さんをしています。そのお店はアテネで(たぶんギリシャ全土で)初めて本格的な江戸前寿司を「おまかせ」スタイルで提供したお店として国内外でとても高く評価…

外国人生徒さんの特徴 ~イントロ~

すし学校に来る外国人生徒さん。世界の様々な国から遥々日本にやってきます。去年2018年は41カ国から130名以上の生徒さんとお会いました。 学校にお世話になってもうすぐ4年、おおよそ400人の生徒さんたちと接してきましたが、やはり各国の特徴と言いますか…

はじめに

「寿司のすばらしさを世界に広めたい!」 そんな思いをもってアメリカで20年寿司を握ってきました。 舞台を日本に移し、その思いを外国人のシェフ達に託そうと、都内のすし学校で寿司・和食のインストラクターをする傍ら、新宿や浅草で外国人観光客向けの寿…